硫酸事業の歴史

HISTORY

硫酸事業の歴史

※DOWAホールディングス(旧同和鉱業)

1600

住友金属鉱山

DOWAホールディングス※旧同和鉱業

1691住友金属鉱山
住友家が江戸幕府から別子銅山の稼業許可を受け、開坑
1800
1884DOWAホールディングス
藤田組が明治政府から小坂鉱山の払い下げを受け、創業
1893住友金属鉱山
新居浜で別子銅山からの銅製錬排ガスによると考えられる煙害問題発生
1897住友金属鉱山
煙害対策として四阪島への製錬所移設に着手(1904年竣工)
1900
1905年住友金属鉱山
四阪島製錬所の対岸で煙害発生の訴え
1905年DOWAホールディングス
小坂鉱山の煙害が周辺10ヵ町村に拡大
1916年DOWAホールディングス
柵原鉱山(岡山)買収、硫化鉄鉱採掘開始
各種化学工業の発展に伴い、原料としての硫酸需要増

写真:柵原鉱山

1929年住友金属鉱山
四阪島製錬所にペテルゼン式硫酸製造装置を導入
排ガス中の二酸化硫黄から硫酸を製造することとなり、亜硫酸ガスの排出は大幅に減少
1939年住友金属鉱山
四阪島製錬所に亜硫酸ガスをアンモニアで中和する技術を導入し、亜硫酸ガスの排出を根絶
第11回煙害協議会にて協定書に調印、47年にわたる煙害問題は完全解決
1952年DOWAホールディングス
小坂鉱山にドルコ式流動焙焼炉を導入し、排ガス中の二酸化硫黄から硫酸の製造を開始
1953年DOWAホールディングス
柵原鉱山産硫化鉄を原料に硫酸の製造を開始
終戦後の食糧不足解消のために化学肥料の増産が急務となり、硫酸需要増
1962年DOWAホールディングス
光和精鉱が九州にモンサント式接触硫酸設備を建設
1969年DOWAホールディングス
岡山に住化式接触硫酸設備を建設し、1,100t/日の国内最大規模の硫酸の製造設備に
1971年住友金属鉱山
東予製錬所火入れ式
1972年DOWAホールディングス
秋田製錬操業開始
1974年DOWAホールディングス
岡山にて大型硫酸設備を増設、最大70,000t/月の製造能力に
1977年住友金属鉱山
東予の硫酸製造工程改修(シングルコンタクト方式⇒ダブルコンタクト方式)に着手
1992年DOWAホールディングス
柵原鉱山閉山に伴い硫化鉄鉱の採掘終了
1994年住友金属鉱山
新居浜に硫酸輸出基地が完成
1994年DOWAホールディングス
岡山硫黄焙焼設備を新設し、原料が鉱石から硫黄に転換(1995年には光和精鉱も原料を鉱石から硫黄へ)
2000
2001年DOWAホールディングス
光和精鉱が硫酸の製造を中止

2000年代初頭、同和鉱業では硫酸設備の老朽化と岡山工場の高コスト化とそれに伴う生産中止が、
住友金属鉱山では電気銅生産能力引き上げに伴う硫酸需給調整が課題となっていた
これらの課題解決のために両社は業務提携し、​2003年2月、合弁会社 株式会社アシッズを設立した

2003年DOWAホールディングス
岡山工場が硫酸の製造を中止

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